藤袴

本日は源氏物語巻5の「藤袴」。寂聴さんの解説によると「藤袴は蘭の異名。夕霧は玉鬘に蘭の花を贈った。夕霧の歌の『同じ野の露にやつるる藤袴あはれはかけよかごとばかりも』から題名が出る」とある。画面には玉鬘と、藤袴を持って訪れた夕霧が簾の外に見える。別冊太陽に掲載のこの絵は源氏物語色紙絵(作者不詳)からのもの。
この時代の蘭だから、多分「東洋蘭」だろう。東洋蘭は西洋蘭に比べるとずっと地味だが、匂いがいいことになっている。
それも、一日中匂うのではなく良く匂う時間帯があるそうだ。だから華やかな西洋蘭に対して、その楽しみ方が全く違うわけだ。蘭の香りをかいでみたい人は、東洋蘭の展覧会をやっている会場(東京では大丸デパートが有名だ)に行ってかいでみると良いだろう。
「良い匂い」の定義はなかなか難しい。蘭の匂いも、ほのかに匂うのがよいのであって、あまり、ぷんぷんと匂うのは感心しない。
蘭の匂いの成分は「サリチル酸イソアミルエステル」で、簡単に合成出来るものだが、良い匂いのものに仕上げるのは極めて難しい

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この記事へのコメント

ぶん
2005年12月14日 17:16
こんにちは(*^O^*)
玉蔓はとても憂鬱そうに、うな垂れている様に見えます。内侍出仕前の不安が本文にもありましたが…。美しさ故、もてはやされ恋にも翻弄されているようです…。柏木とは兄弟にあたる訳ですが、柏木も心を寄せていました。光ですらそうだったのですから、よほど魅力のある姫君なのですね…。
「藤袴」は蘭のことだったのですね。母が好きで、幾種類かの東洋蘭を育てて居りますが、手がかかり難しいのですね。比較的育てやすいエビネランは、沢山花を咲かしていたのを覚えています。蘭の香りは、良い匂いの物も、個性の強い匂いも、色々ですね…。( ̄ー ̄)
これからまた、宜しくお願い致します!
2005年12月14日 20:53
コメント有り難うございます。私の尺八の師匠さんが東洋蘭がお好きで沢山育てて居られました。鉢にも凝るのですね。エビネは池上の本門寺の縁日で見掛けたのがはじめですが、地味な花ですが言うに言えない魅力が有るのでしょうね。

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